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2010年7月 3日 (土)

リービングラスベガス

ケーブルテレビで「リービングラスベガス」を観ました。。。

最初は動物チャンネルを観ようと思っていたのですが、話の流れに引き込まれて観てしまいました。。。

この作品、酒浸りの生活で人生の基盤を失い、全ての財産を現金に換えてラスベガスで酒を飲み続けて死のうと思っているアルコール中毒のベン(ニコラス・ケイジ)と、

ラスベガスで働く娼婦のエリザベス・シューとの恋愛映画なのですが、、、

普通はこのやうな映画はお互いが助け合って更正していくストーリーが多いと思うのですが、、、

この映画の場合、、、

お互いがお互いの生き方に干渉しません。。。

干渉することを避けていたのではなく、、、

干渉しないことによって初めて相手を受け入れることが出来る恋愛でした。。。

それにしても、、

「ニコラス・ケイジはナンボほど上手いねん」と思っていたら、、、

やっぱりオスカーを獲ってましたね。。

エリザベス・シューもニコラス・ケイジに喰われることなく好演をしていると思ったら、、、こちらもアカデミーにノミネートされていました。。。

この映画、、

音楽もカメラワークも素晴らしいです。。。

そして、、何よりひじょ~~に官能的な作品なのであります。

ベティ・ブルーや髪結いの亭主に匹敵する官能的な作品です。。

しかし、、

官能的な作品でありながらベンとサラが結ばれるシーンはラストの一度きりです。。。

一度きりなのですが、、

今までの官能的なシーンとは打って変わり

崇高な儀式というか、、、最後の救いというか、、果てというか

物語にふさわしいものでありました。。。

自らがアルコール中毒で、映画化決定後に自殺したジョン・オブライエン原作の作品でもあり、、、

ストーリー的には皆が面白いとは分かりませんが、、、

ニコラス・ケイジの演技を観るだけでも、、、

価値のある作品なのであります。。。

映画の挿入歌です。。。。

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