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2011年3月 4日 (金)

悪魔王子

昨夜、、、

you tubeを散歩していたら、ナジーム・ハメドの動画を見つけました。。。

ナジーム・ハメドさんは、「PRINCE」、「悪魔王子」の愛称で親しまれていた、元WBC・IBF・WBO世界フェザー級王者です。

フェザー級離れした強力なパンチ力と天才的かつ独創的なボクシングセンスを持ち、KO率は80%以上を誇るボクサーです。。。

フェザー級としては、身長160cm、リーチが160cmと小さく、、、

日本で160cmの身長でフェザー級はないと思います。

(因みにハメドより2階級下のバンタム級で、身長が低いとされていた辰吉丈一郎選手は、身長164cmですが、リーチ178センチと長いです)

身長も低く、ボクシングで重要なリーチも短いハメドがどうしてここまで強いかというと、、、

フェザー級離れしたパンチ力。。。

人間離れした、反射神経と動体視力。。。

人間工学を無視した動き。。。。

リードブローを打たない、腕をだらりと下げガードをしない、飛び上がってパンチを打つという、近代ボクシングの禁忌をあざ笑うかのようなスタイルで相手を翻弄する。

背骨が直角に曲がるほどのスウェーバック、背面を完全に相手に見せるほどの深いダッキング、それらを瞬時かつ的確に行える反射神経と動体視力を駆使するため、避けることに関しては右に出る者がいない。

かといってディフェンス偏重なわけでもなく、スウェーバックしながらカウンターパンチを繰り出したり、バックステップしながらパンチを出す等、通常の選手であれば体重を乗せられず手打ちになってしまうようなパンチを放ち、なおかつそれで相手選手を平気でKOしてしまう。

という恐ろしい選手なのであります。。。

僕が始めて、ハメドを見たとき、、

サウスポースタイルで、いきなり右アッパー(アッパーとフックが混ざったような)でKOしてしまうのを見て、、

「そんなんあり?」と衝撃を受けました。。。

そして、、、

ハメドは、試合中にずっと踊っているのです!

試合の前とか後とか合間に踊っているのではなく(にも踊ってるんですけど)

試合中に踊っていて、踊りながらKOしてました(笑)

あまりにも奇抜な動きなので、好き嫌いがハッキリ分かれる選手なのですが、、

多くのボクシング選手に影響を与えました、、、が、、、やはり資質が違うのでハメドスタイルはハメドだけのもののようです。。。

ですが、、、

ボクシング界ではなく、格闘技界においては、、、

須藤元気さんや、山本KIDさんなんかに多大な影響を与えたそうです。。。

ちなみに、漫画「はじめの一歩」のブライアン・ホークはハメドがモデルです。。

ハメドの動画です。。フツーと違うのが分かると思います。。。。

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