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2011年3月30日 (水)

レッテル

発明王エジソンを知らない人はいないと思いますが、、、

同じ発明家でも、二コラ・テスラを知らない人は多いかもしれません(僕は、知りませんでした)

このニコラ・テスラ、、、

多くの発明をし、、交流電流を産業事業化した人物で、、、

多くの科学者や技術者、科学史家から、、

「発明の天才」、「電気の天才」、「電気の魔術師」、「交流の父」という考えられる限りの賛辞が送られている偉大な発明家なのであります。。

僕らが、今日享受している電化生活は、交流電力によって支えられているといって過言ではありません。

この交流電力技術を確立するうえでテスラ以上の功労者はいなかったでしょう。

エジソンとニコラ・テスラ、、、、。

この2人には、大きな因縁がありました。。。

ユーゴスラビア生まれで、渡米してきたニコラ・テスラは、、、

エジソンの知人がエジソンに送った、、、

「私が天才と呼べるのは、あなた(エジソン)とこの青年(ニコラ・テスラ)だけだ」という紹介状がきっかけで、エジソンの助手として働くことになります。。

早くから天才振りを発揮していたニコラ・テスラに対して、、、、

エジソンは、、、

「私の発明を改良して、利益を上げることが出来たなら5万ドルのボーナスをあげるよ」言いました。。。

天才ニコラ・テスラは、あっさりとエジソンとの約束を果たすのですが、、、

エジソンは、、、

「アメリカンジョークが分からん奴だ!」と無視しちゃいます。。。。

失意のニコラ・テスラは、あっさりとエジソンのもとを去り、、、

1年間、土木作業員をして過ごすのですが、、、

その間も、天才振りを発揮して、多くの特許を取得していきます。。。

その1つである交流電流の特許は、、、ウェスティングハウス・エレクトリック社に採用されて、100万ドルの研究費と特許の使用料を手に入れることが出来ました。。。

そして、研究を重ねたニコラ・テスラは、、、

交流送電を、アメリカの送電システムの基準にしようと提案します。。。

ですが、ここでまた、、、、

直流送電を提案するエジソンとの確執が起こります。。。

完璧な実験科学者ではありましたが、学が無いエジソンには、、、

テスラが持っていたような、高度な数学的物理学に対する適応力が無いので、交流送電を理解し開発することができません。。

よって、、

「交流送電は理解できん」とニコラ・テスラと対立し、、、

交流送電ネガティブキャンペーンを始めます。。。

このネガティブキャンペーン。。。

どんな内容かというと、、

象を交流電流で感電死させた映像を撮影して、、、、

「皆さ~~~ん。交流電流は恐ろしいですよ~~。象も殺しちゃう交流電流を家庭に引くなんて、危ないんですよ~~~!」とアピールしたり。。(注、もちろん直流電流でも象は感電死します)

交流は直流より危険だと言う印象を与えたいがために、、

わざわざ交流電流を使って電気椅子を作り、、、

「これからは、処刑のことを「ウェスティングハウスされる!」って呼んじゃいましょうね~~♪」と言って、、

交流送電を提案するウェスティングハウス・エレクトリック社の印象を悪くさせようと画策します。。。

このようにエジソンは色々と頑張ったのですが、、、

交流のほうが優れているのは明らかで、交流送電が採択され、、

数ヵ月後に迫った万博のイルミネーションの送電も交流送電が採用されました。。。

ですが、、、エジソンさんはやってくれます。。。

「俺が特許を取った電球は使わせてやらん」と特許の使用を拒否しちゃうのです。。。

お陰で、エジソンが特許を取った電球は使えなくなってしまったのですが、、

ここでも、天才ニコラ・テスラは、、、

エジソンの特許に抵触しない、より優れて、短期に大量製造できる電球を開発して万博を成功させます。。。。

あぁ、なんだかエジソンの印象が悪くなりますね。。。

おまけに、、、

ウェスティングハウス・エレクトリック社の経営が傾いた時に、、

「私は、研究が出来て、皆の暮らしが少しでも良くなったら満足だ」と言って

特許の契約書を破り捨てて、億万長者になるチャンスを捨てたニコラ・テスラに比べると、、、

エジソンが、さらに、、ちーこいと感じちゃいます。。。

と、、、書きましたが、、、

エジソンの功績は素晴らしいものであり、彼の開発の恩恵を授かって僕らの生活は成り立ってます。。。

そして、、

エジソンの研究にかける情熱も素晴らしいものです。。。

ネガティブキャンペーンについては、「如何なものか?」と思うところもありますが、、

今から100年前の生存競争では、当たり前だったかもしれませんし、、

エジソンは、隠れてやったわけでもなく堂々とやったわけですし(笑)

ただ、僕が、、

幼い時に読んだ本や、聞かされた話を鵜呑みにして、、、

「エジソンって偉人だ!努力の人だ!。。。素晴らしく良い人だ♪」って思い込んでいたので、、、

エジソンはありのままのエジソンだったにもかかわらず、、、

「エジソンに騙されたっち」と感じちゃうわけです(笑)

僕らは、人に対して特定のレッテルを貼ることがあります。。

相手に対して良いレッテルを貼るのは、良い事だと思われますが、、、、

ありのままの相手を見ていないのであれば、、、

良いも悪いも大差はないのかもしれません。。。

相手の良いところを見るのは、、お互いにとっての福音になりますが、、、

相手を良いように見るのは、、お互いにとって苦痛を生み出すこともあるかもしれませんね。。。

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