2011年3月31日 (木)

努力とひらめき

前回、、、

エジソンとニコラ・テスラの確執について書きましたが、、、

2人の確執はまだ続きます。。。。

1915年。。

エジソンとニコラ・テスラはノーベル物理学賞にノミネートされますが、

両方とも受賞はしませんでした。。。

理由は、、、

お互いが同時受賞を嫌ったからと言われています。。。

1917年。。

ニコラ・テスラは、エジソン勲章の受賞対象になりますが、、、

ちょっぴり皮肉を言って断ってしまいました。。。。

そして、ニコラ・テスラは、、、

エジソンの名言「天才は1%のひらめきと99%の汗(努力)」に対して、、

「天才とは、99%の努力を無にする、1%のひらめきのことである」という言葉を残しています。。。。

こう書くと、、テスラは努力を否定しているようですが、、、

テスラがエジソンの工場に勤めていた頃には、、、

毎朝10時半から翌朝5時まで研究改良・製作に打ち込み続けていて、、、

エジソンから、、、

「貴様にはかなわない」と言われるほどの努力家だったそうです。。。

そして面白いことに、、、

後年エジソンが語ったところによると、、、

エジソンの名言「天才は1%のひらめきと99%の汗(努力)」は、、、、

取材した記者がエジソンの発言を努力賛美の発言のように勝手に書き換えたものであり、、、

実際は、テスラが言ったことと似通った意味である、、

「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」という言葉を言っていたそうです。。。

これって面白いですね。。。

お互いに反発しあっている2人ですが、、、

お互いに同じことを言っています。。。

そして、、、

お互いが1%のひらめきを重要視している努力家です。。。

僕らは、、、、

99%の努力が大事だって教えられてきたから、、、

99対1の割合で努力ほうに価値があると思っていたけれども、、、

本当は、、

エジソンとニコラ・テスラは、、、

99対1というのは、単なる必要とする時間の差であって、、、

努力とひらめきの価値は、、、、

1対1の当価値だということを教えてくれていたんですね。。。

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2011年3月17日 (木)

ワイルド・ギース

一昨日の晩に、本を読みました。。。

傭兵部隊「ワイルド・ギース」の隊長である、マイク・ホアーさんのことが書いてある本です。。。

この傭兵部隊「ワイルド・ギース」、、、

リチャード・バートンが、マイク・ホアーをモデルにした人物を演じて、、、「ワイルド・ギース」という、そのまんまなタイトルで映画化されたぐらいに有名なのですが、、、

さすがに多くの功績を残した傭兵部隊の隊長であるマイク・ホアーさんだけあって、、

映画には、描かれていなかった厳しい面もあったそうです。。。

どういう逸話があるかというと、、、

兵隊を面接した時に、、、

「戦場で動けなくなった人間は、足手まといになるので、その場で射殺する」と言ったそうです。。。

メンバーに加わった兵隊達は、、、

「どうせブラフ(はったり)だろう」と笑いあっていたそうですが、、、

ある戦闘で、隊員が足や腕や頭を撃たれて負傷した時、、、

片腕を撃たれた隊員(銃を持ち歩ける)を除き、全員を射殺しました。。。

このとき初めて隊員達は、、、

「マイクに冗談はない」と、、あらためてマイク・ホアーのお人柄を知ったそうです。。。

僕が、このマイク・ホアーが凄いと思うのは、、、

戦場で動けなくなった兵士は射殺するという規則を自分にも適用していたことです。

彼は、自分の部下に、

「俺が動けない状態なら迷わず殺すように」と命じていたそうです。。。

他人に対して、ラディカルな対応をする人間は、そう珍しくないですが、、、

自分に対しても、それを行う人間は殆どいないと思います。。。

部下から「能率の権化」と揶揄されるぐらいに、、、

効率と能率から外れたら、自分も容赦はしないということですね。。。

そんなマイクさんが隊長です。。

ある過酷なミッションで兵士は、疲労と負傷で疲れ果て、、、

休憩時に「もっと休憩をくれないと一歩も動かない」と言い張ったそうですが、、、

休憩後に部隊が動いていない理由を軍曹から聞いたマイク・ホアーが、休憩所に行って、、、

「10分後に出発する。。それまでに準備が出来てない奴は射殺する」と静かに言うと、、、

5分後には、全員の準備が出来ていたそうです(笑)

中途半端ない人間ほど恐ろしいものはないですね。

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